10/10

インタビュー対象:中学2年生男子
インタビュー形式:Discordを使用した通話形式
インタビュー時間:一時間二十分

事前情報

ゲーム友達
中学受験をしている。
ゲーム、ロックが趣味
勉強自体は嫌い
ボクシングを習っている

詳細

・授業がつまらない。具体的に覚えるだけで、教科書を読むだけの授業が退屈。
・テスト対策の宿題に面白みを感じない
・いい仕事に就くために、大学に入りたいから仕方なくやっている。
・自信のあるところやわかりきっている問題を落とすことが悔しい。
・国語や英語など社会に出てから必要になりそうな教科はまじめにやりたい
→社会では当たり前の知識は使えなくてはならないというプレッシャー
・数学英語体育図工がすき。→得意教科、アクティビティのある授業
・歴史嫌い
→そもそも興味がない。覚えられない。
点数が取れない。→やる気がなくなる→つまらない→点数が取れないという悪循環。小学生の時は好き嫌いなかった。
・国語嫌い
→点数は取れる。百人一首とか興味ない(社会に必要ある?)
本は読まない。本は勉強(勉強をやるにはエネルギーが必要。本を読むことにも必要。だから本は勉強だと思うらしい)
→知識はつくけど社会に直結する?
・将来仕事に就きたい(お金が働かなくてもいいほどあってもしたい)
→仕事に必要な勉強ではなく、あくまで大学に入るための勉強。
・将来はハードロックカフェの仕事に就きたい。(ロックに関係のある物品、曲に触れられるカフェ)アルバイトでもいい。
ゲームの立ち回り、攻略に対して勉強したい。うまくなりたい。
・ゲームの成績が上がると嬉しい。
・ロックやボクシングなどの習い事も練習、勉強がしたい。
・「社会や日常生活に役立ちそうな教科だけ勉強したら?」→夢が変わるかもしれないから、選択肢を狭めないために今は勉強をする。

考察

インタビューをしていて、モチベーションの考え方が変わった。何か一つの目標を持ってそれにむかっていくことでモチベーションを上げるものだと思っていたが、それだけではなく、最低限の目標があることで、最低限クリアしたいというモチベーションにつながることが分かった。(具体的に、社会に必要だから。大学に入りたいから。)最低限の目標でやる気につながらないが、「やらなければならない」、「したほうがいい」になる。
面白いのが、ゲームに対して勉強という単語を用いたこと。普段一緒にやるゲームは、5vs5の撃ち合うチーム戦。その立ち回りや練習に対して勉強という言葉を使っていた。曰く「勉強はエネルギーがいる。」ものらしい。が、学校の授業は最低限のモチベーションなのに対して、ゲームはやる気のあるモチベーション。これは目指している目標が、大学入学とゲームランクを上げるという風に違うからなのか、目標達成の期間の長さなのか、単に好き嫌いなのか。次のインタビューで、目指している目標に少し注意しながら話を聞く。

10/28

インタビュー対象:大学3年生男子
インタビュー形式:Discordを使用した通話形式
インタビュー時間:一時間

事前情報

ゲーム友達
ゲーム、料理が趣味
勉強自体は普通
海外留学の経験あり

詳細

・高校も大学も単位制のため、気になる授業をえり好みしている
・そのため、学校が嫌と思ったことはない
・ただ、好きにはならない。やらなくていいならやらない
・新しいことを学ぶという過程は好き。社会的、日常的に関わること
・勉強は必要。知識を増やすために必須
→なんで必要なのかというと「枠に入る」ため。枠というのは中学生は高校合格者という枠に入るため。
高校生は就職者、大学合格者という枠に入るため。大学生は企業内定者という枠に入るため。
・現在大学生活は、ゼミが始まり充実している。
→一年後期に留学するため、事前準備をしていた。が、それで燃え尽きたことで、二年は目的もなくフラフラ。
具体的な目標もなくやる気がなかった。
・目標はいつ決めているのか
→海外留学は大学受験前から。具体的に考えるために三ヶ月を要した。プランを立てる時は、やりたいか→実現可能か→何が必要か
という風に煮詰めていき三ヶ月位
・ゼミを決めるときも同じプロセスで三、四か月。大学選びも三、四か月。
・自分が理解できる範囲で気になるようなことが選ぶ基準。難しすぎるのは選ばない
・ゼミは勉強とは違う。
→研究と勉強は違う。研究は自分のやりたいことを突き詰めていくこと。勉強はやりたくないが、外的要因でやらざるを得ないこと

考察

大学生らしい自己分析と表現が多かった。かなり自分での基準がしっかりしていた。勉強は必要だと考えているが、やりたくはないとなんども言っていた。やりたいと思ったことには慎重で、しっかり事前調査を欠かさない。しかし次に目標が見つかる前はふらふらしてしまうという。勉強を続ける理由も「枠」という目標が定まっているからだろう。最低限のモチベーションとやる気のあるモチベーションそれぞれはっきりした説明を得られた。

12/28

インタビュー対象:大学2年生男子
インタビュー形式:Discordを使用した通話形式
インタビュー時間:一時間

事前情報

ゲーム友達
毎日アルバイトがある
学習に対するやる気なし
工科に関する将来につきたい

詳細

・あまり目立った将来の夢がなく困っている
・そのため、学校でやりたいことがない
・やらなくていいならやらない
・新しいことを学ぶことはすき
・勉強は必要だけど知識を増やすことの意味が分からない
→なんで必要かは、将来職業に就くために大まかに必要
・家族の会社を引き継ぎたい
・そのためには工科の大学は出たかった
→継げればいいから、あまりモチベーションにはならない
・単位は落としてない
・目標はあるのか
→モチベーションの面から言うとない
やりたいことは会社を継ぐこと。それ以外では好きに生きている
・三度の飯よりもゲーム
・バイト代はゲーセンによく当てている
・上達していると実感できる
→勉強も上達することがわかるし、うまくなることからいうと好きではある。
ただやはりモチベーションにはつながらない

考察

モチベーションがなく、低迷していた。インタビューをしながら、最低限のモチベーションは会社を継ぐことであることは分かった。上達するということだけでくくると勉強とゲームを同率にしていたところから、短期的なモチベーションが多い?やる気モチベ、最低限モチベ、短期目標、長期目標の四つが主にどういう風に勉強を続けていくかのコンビネーションになっているように思う。最低限モチベの長期目標は楽しいにつながりにくく、やる気モチベの短期目標は楽しいにつながりやすい。どういった窓になるのか属性を考察していきながら次のインタビューで聞いてみる。

12/28

インタビュー対象:大学3年生男子
インタビュー形式:対談
インタビュー時間:一時間

事前情報

幼馴染
実家暮らし
高校を中退、その後大学入学
高卒認定取った

詳細

・高校時代はひたすらに自分の点数の低さに絶望していた
・中学では当たり前に取れていた点数が高校では取れなくなった
・勉強しても実を結ばず次第に学校に行かなくなった
・勉強自体は嫌いではないが、やっても意味がないと思ってしまった
・中学時代の目標はほんわかと大学に行ければいいと思っていた
→長期的なモチベだが、やる気には伝わっていない?
・テストはやらずともできていたので、宿題やらなきゃ程度
→短期目標で、成績をよくするというやる気モチベ
・高校中退後は、これといった目標はないが高卒認定は取ろうと思っていた
・私立だし、迷惑かけたからしっかり大学生活は全うしたい
→最低限モチベ長期
・就職はまだわからない、どこにしようか迷っている

考察

まだ少し自分の中で上手く窓を使いこなせていない。インタビュー内でどう思っているかというところに着目する。窓の分析はとりあえず後。楽しい勉強が何かというところに迎えるようにインタビューをすること。

12/29

インタビュー対象:大学3年生男子
インタビュー形式:対談
インタビュー時間:一時間

事前情報

高校時代の友人
一人暮らし
首席で卒業、研究職に就くため大学へ
部活にはいっていて文武両道
量子力学を専攻している

詳細

・勉強は大好きである
・自分を推し量る方法の一つ
・勉強は間違いなく大変だが、一切苦ではない
・楽しいと思っているのは勉強自体ではなく、わかっていく過程
・いま学んでいることは勉強ではあるが、少し違う
→研究を進めるために必要なことは勉強。自分で切り開いていくことが研究
・研究は全く苦ではない
→切り開いていくということの自由と失敗が自分を突き動かしてくれる
・何かをしようとする時、必要となる基礎を学ぶこと(一般的に広く学ばれること)を勉強、それ以外を研究だと思う
・基礎を学ぶこと自体は楽しくない
→覚えるため、次に必要となる為に面白い部分がそぎ落とされてしまっている
→面白い部分というのは、例えば足し算に当てはめれば、1+1は2になるという事実ではなく、この考えを導き出せた画期的な技術のこと
→ただ、間違いなく授業では無駄話になってしまうこと。それに生きていくうえで必要のない話
→だから基礎は面白くない
・正確に簡略にかつ効果的に精錬された学校の授業というものが勉強をつまらなくしている
・そこをどう面白くしていくかが自主学習でのコツ
・部活もしかり
・基礎練習は楽しくない。体幹トレーニングも面白いはずがない
・ただ、基礎があるからこそ応用が生きてくる
・シュートトレーニングをするから、入るようになる
・積み重ねをどう生かしていくかというビジョンを持って初めて大切さがわかってくる

12/30

インタビュー対象:専門学生男子
インタビュー形式:対談
インタビュー時間:一時間

事前情報

幼馴染
実家暮らし
大学浪人経験あり
特になりたいものがないので払いがいい仕事に就きたい
量子力学を専攻している

詳細

・勉強は嫌い
・これといった楽しさを見いだせない
・長期課題も溜めていた
・必要最低限にとどめたい
・いま銀行員になるための勉強をしている
・楽しくはない
→授業が堅苦しい
・職に就くため最低限必要だと思うことを全力で学んでいる
・基礎を学ぶこと自体は楽しくない
→仕事に直結することなので具体的な練習を含めてやりたい
・仕事は専門として特化していけて、お金という対価を得れる
・勉強はいまいち何がしたいのかわからない
→一つ一つの単元が何を目指しているのかわからない
・目標も特にない
・就活で受かればいいかな程度
・大学浪人時代もそんな感じ
・どこを目指しているのかわからなくなった
・ビジョンはなかった